ロボット掃除機の公開情報比較ノート|4万円台〜15万円 17機種と「吸引力Pa」の読み方

家電
ぐうたろう

当サイトは、AIを活用して公式情報・販売ページ・公開情報を整理する比較サイトです。実体験レビューではなく、購入前の一次調査を助けるための情報整理を目的としています。価格・在庫・仕様は変動するため、最終的には各販売ページでご確認ください。当サイトには広告・アフィリエイトリンクが含まれます。

ロボット掃除機の製品ページを開くと、たいてい最初に大きな数字が出てきます。「10,000Pa」「15,000Pa」「30,000Pa」。数字が大きいほど強そうに見えますが、この数字はメーカーをまたいで比べられるものなのか——そこを確かめるところから、この記事の調査は始まりました。

結論から書くと、Paは「同じ物差しで測った値」として並べられる数字ではありませんでした。 数値を出さないメーカー、第三者機関の認証つきで出すメーカー、自社の研究所データと明記して出すメーカー、何も注記せずに出すメーカーに分かれます。この記事では、希望小売価格で4万円台から15万円までのロボット掃除機17機種を公式情報で整理したうえで、その「注記の有無」まで比較表に載せています(管理人はロボット掃除機を所有しておらず、実際に使った感想ではありません)。

  1. 調査条件
  2. 選ぶ前に知っておきたい着目ポイント
  3. 吸引力の「Pa」は、何を意味しているのか
    1. 1. コード式にある「表示義務」が、ロボット掃除機には掛かっていない
    2. 2. 国際規格は「あります」。ただし測っている項目が違います
    3. 3. 実際のメーカーの書き方は、4つに分かれます
    4. 読者としての結論
  4. 水拭きは「対応の有無」ではなく「方式」で見る
    1. モップの形が4種類ある
    2. いちばん大きな分かれ目は「汚れた水で拭いていないか」
    3. カーペットを濡らさない仕組み(モップリフト)
    4. モップの後始末を、どこまで機械がやるか
    5. この章の結論
  5. メーカー別の見取り図——「同じメーカーの中で何が違うのか」
    1. エコバックス DEEBOT——段は「N→mini→T→X」
    2. iRobot ルンバ——段は「本体サイズ × ドックの自動化範囲」
    3. TP-Link Tapo——段は「ドック(Plus)の有無 × ナビの世代」
    4. Anker Eufy——段は「C→E→S」。ただし旧シリーズ名が併走している
    5. Roborock——段は「Q→Qrevo→Saros」。★「+」は自動ゴミ収集ドック付き
    6. Dreame——段は「D→F→L→X→Aqua」。★セールが常態で定価はあてにならない
    7. Narwal——段は「Freo S→Freo X→Freo Pro→Freo Z→Flow」
    8. SwitchBot——段は「K(小型)→S(全自動・水道直結)」
    9. Dyson——2機種だけ。★世代交代の途中で、開示のしかたまで変わった
      1. 旧型は「安く買える選択肢」として成立するのか
  6. 比較表
  7. 各製品の公開情報まとめ
    1. エコバックス DEEBOT N30
    2. iRobot Roomba Mini Slim + SlimCharge 充電スタンド
    3. Narwal Freo S
    4. Dreame D20 Pro
    5. iRobot Roomba Mini + AutoEmpty 充電ステーション
    6. Dreame L10s Ultra Gen 3
    7. エコバックス DEEBOT mini 2
    8. Dreame D20 Pro Plus
    9. TP-Link Tapo RV50 Pro Omni
    10. Narwal Freo Z10
    11. Roborock Q10V+
    12. Roborock Q10P+
    13. SwitchBot お掃除ロボット S20
    14. Anker Eufy Robot Vacuum Omni C28
    15. iRobot Roomba Plus 515 Combo + AutoWash 充電ステーション
    16. Dyson Spot+Scrub Ai (RB05)
    17. エコバックス DEEBOT T90 OMNI
  8. 国内メーカーの現状
  9. バッテリーとリコール——中古・譲り受けで手に入れるときの確認手順
  10. この価格帯の外側には何があるのか(4万円未満と15万円超)
    1. 15万円を超えると増えるもの(吸引力ではありません)
    2. 4万円を下回るとどうなるか
    3. この記事が4万〜15万円で切った理由
  11. 比較のまとめ(公開情報ベースの見解)
  12. 注意点
  13. 情報ソース

調査条件

ぐうたろう

公式ページとプレスリリースを1機種ずつ当たったよ。数字の出どころはぜんぶ記事の最後に置いてある。
調査対象 ロボット掃除機 17機種(希望小売価格で約4万円〜15万円。セール中の機種は実売がこれを下回ります)
調査日 2026-07-29
情報取得元 各メーカー公式サイト・公式オンラインストア・公式プレスリリース、消費者庁(家庭用品品質表示法・リコール情報サイト)、IEC公式(記事末尾の情報ソース参照)
比較ポイント 吸引力の公称値と注記・発売日・水拭き・ドックの自動化範囲・マッピング方式・本体高さ・乗り越え段差・価格
AI利用 あり(情報収集・整理にAIを使用し、人間が確認しています)
実体験 なし(公開情報の整理です。実際に使用したレビューではありません)

選ぶ前に知っておきたい着目ポイント

ぐうたろう

表を見る前に、この4つだけ押さえておくと迷いにくいよ。
  • 吸引力の「Pa」は、メーカーをまたいで比べられません。同じ数字でも、第三者認証つきの値、自社の研究所データと明記された値、注記が一切ない値が混在しています。ルンバに至ってはPa値そのものを公表していません。大事なのは数字の大小より「その数字に条件が書いてあるか」です。 この記事の比較表の「吸引力」列は、数値と一緒に注記の中身も書いてあります。詳しくは次の章で整理しました
  • 本体高さと段差は、ふつうカタログの端に小さく書いてある割に、いちばん後悔しやすい項目です。家具の下に入れるかは高さ(今回は84mm〜115mmと3cm以上の差)、部屋間の敷居を越えられるかは段差(公称20mm前後が多数)で決まります。しかも乗り越え段差は公表していないメーカーがあります(今回はルンバ全機種・Anker C28・Roborock Q10V+/Q10P+・Dreame L10s Ultra Gen 3・Dyson Spot+Scrub Ai の公式ページで数値を見つけられませんでした)。比較表の「本体高さ」「段差」列は、家の実測値とセットで見てください
  • 「水拭き対応」も「ドックつき」も、同じ意味ではありません。モップの形だけで4方式(使い捨てシート/パッド/回転/ローラー)あり、パッド式の中にも高速で振動させるもの・横に伸びるものがあり、ドックもゴミを吸い上げるだけのもの、モップの洗浄・乾燥までやるもの、給水・排水まで自動のもの、充電するだけのものに分かれます。価格差の大半はここに出ます。 比較表の「水拭き」列には方式を、「ドック」列には何がどこまで自動になるかを書きました。方式ごとの違いは後の章で詳しく整理しています
  • マッピング方式は各社が独自名称で書きます。「LiDAR」「LDSレーザー」と明記する社がある一方で、「スマートセンサー」「デュアルレーザーセンサー」のように方式名を書かない社、比較表を星の数だけで済ませている社もあります。比較表の「マッピング」列は、公式ページで使われている呼び方をそのまま載せています(こちらで「これはLiDARだろう」と推測して書き換えることはしていません)

吸引力の「Pa」は、何を意味しているのか

1. コード式にある「表示義務」が、ロボット掃除機には掛かっていない

家庭用の電気掃除機は、家庭用品品質表示法で表示すべき項目が決まっています。消費者庁のページには、電気掃除機は吸込仕事率をワット単位で表示する(許容範囲は表示値の-10%以内)と書かれています。数値の出し方も誤差の幅も、法律で決められているわけです。

ところが同じページの定義に、「電源として電池を使用しないもの」という限定があります。対象外となるものの欄にも「電源に電池(充電池を含む)を使用するもの」と明記されています。つまり、充電池で動くロボット掃除機は、この表示義務の対象外です。

メーカーが訴求する「◯◯Pa」は、この表示義務とは別に、各社が任意に出している数値ということになります。

2. 国際規格は「あります」。ただし測っている項目が違います

「規格がない」という書き方をよく見かけますが、それは正確ではありません。ロボット掃除機の性能測定規格として IEC/ASTM 62885-7:2020(家庭用またはそれに類する用途の乾式クリーニングロボットの性能測定方法)が実在します。2020年10月発行で、旧規格IEC 62929:2014を置き換えたものです。

ただしIEC公式の説明で挙げられている測定項目は、硬い床やカーペットからのゴミの除去・カーペットからの繊維の除去・消費電力です。そしてIEC自身が、これは測定方法を決める規格であって、安全要求でも性能の最低要求でもないと明記しています。

規格本文は有料で当サイトでは未読のため、「62885-7にPaの測定が含まれない」と断定はできません。確実に言えるのは、日本の表示義務にも、IEC公式が公開している測定項目の説明にも、「Paという数値の出し方を縛るルール」は見当たらないということです。

なお、この規格が実際に使われている例は公式ページ上にあります。ダイソンは製品ページの脚注で「IEC規格62885-4 5.8に準拠した、SLG(ドイツ)および自社による吸引力の比較試験」「IEC規格62885-4 5.2、62885-7 5.4、5.5に準拠した(同)試験」「ASTM F3150に基づくSGS-IBR(米国)による試験結果」と、規格の条項番号と試験機関まで挙げています。

3. 実際のメーカーの書き方は、4つに分かれます

今回調べた範囲では、吸引力の示し方は次の4層に分かれました。

出し方 今回の掲載機種の例
A 数値を出さない(「従来比◯倍」のみ) ルンバ(iRobot)全機種
B 数値+第三者機関の注記 エコバックス DEEBOT T90 OMNI(テュフ ラインランドの認証取得と明記) / ダイソン(上記のIEC・ASTM準拠試験。※注記が付くのは「最もパワフル」「他社より多くのゴミを吸い取る」という比較の主張のほう)
C 数値+自社試験の注記 Dreame D20 Pro Plus(「当社の社内研究所のデータに基づきます」) / Narwal Freo S(「試験環境下による数値」)
D 数値のみ・注記なし Anker Eufy Omni C28 / SwitchBot S20 / Roborock Q10V+・Q10P+ / エコバックス N30・mini 2 / TP-Link Tapo RV50 Pro Omni / Narwal Freo Z10 / Dyson Spot+Scrub Ai(※製品ページにPa値がなく、プレスリリースの18kPaにも注記なし)

Aについては実際に数えました。アイロボット公式オンラインストアのルンバ8機種の製品ページを開き、ページ内に吸引力を表すPa値が1つもないことを確認しています(表記は「従来比3倍」「従来比4倍」「従来比70倍」といった相対値のみ)。

Cの例として分かりやすいのがDreameです。同じ製品ページの中で、「髪の毛の絡まりを99%除去」には「TÜV SÜD 認証済み」と書き、「13,000Pa、ゴミ99%除去」には「当社の社内研究所のデータに基づきます」と書き分けています。 同じメーカーの同じページでも、項目によって根拠の強さが違うということです。

Dの例で紛らわしいのがAnkerです。Eufy Omni C28の15,000Paには※印が付いていますが、中身は「※Eufy X10 Pro Omniとの比較」——これは「約1.8倍」という倍率の比較対象を示すもので、測定条件や認証の注記ではありません。※があるかどうかではなく、※の中身が何なのかまで見る必要があります。

読者としての結論

  • Paの数字だけで、メーカーをまたいで順位をつけない。
  • 数字の横に注記があるか、あるならその中身が「認証」なのか「自社試験」なのか「比較対象の説明」なのかを見る。
  • 同じメーカーの中でモデルを比べる場合は、条件が揃っている可能性が高いので、数字の差は参考になります。

水拭きは「対応の有無」ではなく「方式」で見る

今回17機種を並べていて、吸引力の次に差が大きかったのが水拭きでした。いまや「吸引+水拭き」の2-in-1はほぼ標準装備ですが、同じ「水拭き対応」でも中身が4通りあり、仕上がりも手入れの手間も別物になります。

モップの形が4種類ある

  • 使い捨てシート式: 本体の裏にシートを貼って走る方式。iRobotのRoomba Mini/Mini Slimがこれで、公式に「同梱の使い捨て床拭きシート」「市販シートも使用可」と書かれています。洗う手間はゼロですが、シートが継続的に必要になります
  • パッド式: 布のモップパッドを装着して引きずる、最も一般的な方式。エコバックス N30、Dreame D20 Pro/D20 Pro Plus、Narwal Freo S、Roborock Q10P+がこの方式です。同じパッド式でも、Roborock Q10V+は毎分3000回の高速振動、Narwal Freo Z10は横に伸びる可動式と、動かし方が分かれます。押しつける力を公称している機種もあり、Narwal Freo Sは約0.8kg(8N)の水拭き圧力と明記しています
  • 回転式: 円盤状のモップが回転してこすり洗いに近い動きをする方式。エコバックス DEEBOT mini 2は「2つの高圧回転プレート」、TP-Link Tapo RV50 Pro Omniは「デュアル回転モップ・毎分180回転・最大8Nの下方圧力」、iRobot Roomba Plus 515 Comboは「DualCleanモップパッド・毎分180回転」と公称しています
  • ローラー式: 幅の広いローラーが回り続ける新しい方式。Anker Eufy Omni C28、SwitchBot S20、エコバックス DEEBOT T90 OMNIが採用しています。この方式の売りは、走行しながらモップを洗い続けることです

いちばん大きな分かれ目は「汚れた水で拭いていないか」

パッド式と回転式は、拭き取った汚れがモップに溜まったまま次の場所へ進みます。ローラー式はここを設計で変えていて、各社が「走行中もモップを洗う」ことを公称しています。

  • SwitchBot S20: 「モップを常に洗浄しながら走行し、汚れを広げない」(公式サイト)
  • Anker Eufy Omni C28: 公式比較表の「走行中のモップ洗浄」が○。本文でも「水拭きしながらモップを洗浄するため、汚れを引きずらず」と記載
  • エコバックス DEEBOT T90 OMNI: 「OZMOローラー 定圧式常時洗浄モップシステム3.0」。公式プレスリリースには2,500Paの加圧モップと毎分200回の高速スクラブという記載もあります

ここが、いま各社が水拭きで押している一番のポイントです。 ただしいずれもメーカーの公称で、当サイトで実機を比べたものではありません。実際の仕上がりは床材や汚れの種類でも変わります。

カーペットを濡らさない仕組み(モップリフト)

水拭きしながらカーペットに乗り上げると濡らしてしまうため、モップを持ち上げる機構があります。持ち上げ量を数値で公称している機種は次のとおりです。

  • エコバックス DEEBOT mini 2: 6mm(自動リフトモップ機構)
  • iRobot Roomba Plus 515 Combo: 約10mm(ラグを検知して持ち上げ)
  • Anker Eufy Omni C28: 10.8mm(公式比較表の「モップリフト」)

TP-Link Tapo RV50 Pro Omni、エコバックス N30、Narwal Freo Z10は「モップ自動リフトアップ」の機能記載はあるものの数値は確認できませんでした。SwitchBot S20は、リフトアップに加えてワイパーで余分な水分を水切りしてから本体に収納すると公式に説明しています。Narwal Freo S、Dreame D20 Pro/D20 Pro Plus、Dyson Spot+Scrub Aiは、公式ページでリフト機構の記載を確認できませんでした。厚みのあるラグが多い家では、この数値が効いてきます。

モップの後始末を、どこまで機械がやるか

手入れの手間は、モップの方式よりも「ドックが洗って乾かしてくれるか」で決まります。

  • 自分で洗う(ドックがあってもモップ洗浄はしない): Narwal Freo S、Dreame D20 Pro Plus、Roborock Q10V+/Q10P+。エコバックス N30とDreame D20 Proは、そもそもドックが充電のみです
  • 洗って乾かす: エコバックス mini 2(63℃熱風乾燥)、Tapo RV50 Pro Omni(60℃温水洗浄・50℃温風乾燥)、SwitchBot S20(50℃温風乾燥)、Anker C28(約50℃温風乾燥)、Roomba Plus 515(75℃温水洗浄・45℃温風乾燥)、DEEBOT T90 OMNI(最大75℃の加圧洗浄・熱風乾燥に加えて汚水タンクの自動洗浄まで)
  • 給水・排水まで: SwitchBot S20(別売の水ステーションと連動)、Roomba Plus 515(本体タンクへの自動給水)

Narwal Freo SとDreame D20 Pro Plusは自動ゴミ収集ドックが付いていますが、モップは自分で洗います。 「ドックつき=水拭きの手入れも自動」ではない点は、価格を見る前に押さえておきたいところです。

この章の結論

  1. 「水拭き対応」だけで選ばない。 まず方式(シート/パッド/回転/ローラー)を見る
  2. 拭いた汚れの行き先を見る。 走行中にモップを洗う機種かどうか
  3. カーペットがあるならモップリフトの数値を見る
  4. 手入れの手間はドック側で決まる。 洗浄・乾燥まで自動か、自分で洗うか

比較表の「水拭き」列には方式と条件を、「ドック」列にはどこまで自動になるかを書いています。

メーカー別の見取り図——「同じメーカーの中で何が違うのか」

ぐうたろう

同じメーカーで10と20と30、何が違うのって迷うよね。先にそこを並べておくよ。

ロボット掃除機を調べていて、いちばん手が止まるのは他社との比較ではありませんでした。同じメーカーの中に似た名前が並んでいて、どれが今の主力なのかが分からないことです。RV10とRV20とRV30、Q7とQ10、K10+とK11+——数字が大きいほうが新しいのか、上位なのかすら、型番からは読み取れません。

そこで、各メーカーの現行ラインアップを省かずに並べ、「そのメーカーが何で段を作っているか」を先に書くことにしました。そのうえで、比較表で詳しく見る機種をどれにしたかと、その理由を書きます。

価格は2026年7月29日時点のメーカー公式サイト・公式オンラインストアの表示です。セール中の機種は実売と希望小売を併記しています。

エコバックス DEEBOT——段は「N→mini→T→X」

シリーズ 機種 位置づけ 価格(公式ショップ実売/希望小売)
N N30 / N30 PLUS / N50 OMNI(新発売) 入門。ドックなし〜バッグレス 22,800/39,800・29,800/69,800・セット84,800
mini mini / mini 2(新発売) 小型で全自動ドック付き 39,800/69,800・59,800/69,800
T T50 OMNI / T50S OMNI / T80 OMNI(新発売) / T80S OMNI / T90 OMNI / T90 PRO OMNI 主力。OMNIステーション 49,800/129,800・59,800/149,800 ほか
X X8 PRO OMNI / X11 OmniCyclone(人気) 実験機。X11は紙パックを使わない

Nは「掃除機として成立する最低限」、miniは「小さいのに全自動」、Tは「全部入りの主力」、Xは新しい仕組みを最初に載せる枠、という分かれ方をしています。吸引力もこの順に上がり、T50 OMNIが15,000Pa、T80 OMNIが18,000Pa、T90 OMNIが30,000Paです。

★ここで注意したいのは価格です。エコバックスは公式ショップの実売が希望小売の半分以下になっている機種があります(T50 OMNIは129,800円→49,800円)。希望小売だけを見て「高い」と判断すると、実態とかなりずれます。

この記事で詳しく見るのは N30・mini 2・T90 OMNI の3台です。 N30は「ドックを削るとどこまで安くなるか」、mini 2は「小さいまま全自動にするとどうなるか」、T90 OMNIは「このメーカーの上限」を示していて、3台並べるとエコバックスの段の作り方がそのまま見えるからです。

iRobot ルンバ——段は「本体サイズ × ドックの自動化範囲」

Roomba 105 Combo 29,400円(+AutoEmpty 59,200円)
Roomba Mini Slim 39,800円
Roomba 205 DustCompactor Combo 44,200円
Roomba Mini + AutoEmpty 49,800円
Roomba Plus 505 Combo + AutoWash 98,400円
Roomba Plus 405 Combo + AutoWash 98,800円
Roomba Max 705 Vac + AutoEmpty 98,800円
Roomba Max 715 Vac + AutoEmpty 99,800円
Roomba Plus 515 Combo + AutoWash 129,800円
Roomba Max 705 Combo + AutoWash 179,800円
Roomba Max 775 Combo + AutoWash 199,800円

ルンバの型番は「本体のシリーズ名」と「付いてくるドックの名前」の組み合わせです。`SlimCharge`=充電だけ、`AutoEmpty`=ゴミ収集まで、`AutoWash`=モップの洗浄・乾燥まで。同じ本体でもドックが違えば価格が変わるので、ここを読み分けられると迷いません。

もうひとつの軸が本体サイズで、Mini系は従来のルンバの約半分です。ドックの置き場所そのものが問題になる部屋を想定した構成になっています。

ルンバは全機種で吸引力のPa値を公表していません(今回8機種の公式ページで確認しました)。「従来比◯倍」という書き方だけです。他社と数字で比べることはできません。

★また、公式ストアには旧世代も併売されています(j9+ 127,091円、j9 99,819円、i5 45,273円)。さらに「公式整備済リユース品」という枠があり、i2が24,800円、コンボj9+が99,900円で出ています。新品にこだわらないなら、ここは選択肢になります。

この記事で詳しく見るのは Mini Slim・Mini + AutoEmpty・Plus 515 Combo の3台です。 前の2台は本体が同じでドックだけが違うので、「ドックにいくら払っているのか」が1万円という差額でそのまま見えます。Plus 515は温水洗浄ドックまで含めた上位の形です。

TP-Link Tapo——段は「ドック(Plus)の有無 × ナビの世代」

機種 公式ラベル 参考価格
Tapo RV10 なし 希望小売 45,000円
Tapo RV20 Max / RV20 Max Plus 新製品/人気 公式ストア実売 15,800円/26,900円
Tapo RV30 Max / RV30 Max Plus 新製品/人気 公式ストア実売 17,800円/30,600円
Tapo RV20 Mop 生産終了 68,000円
Tapo RV20 Mop Plus なし 89,000円
Tapo RV50 Pro Omni 新製品 通常 89,990円/公式ストア 68,880円

Tapoの型番は「Max」=ナビと吸引力の世代、「Plus」=自動ゴミ収集ドック付き、「Omni」=モップ洗浄まで入る全自動ドックという読み方をします。RV10はラベルが何も付いておらず、型落ちの入門機という位置づけです。

ここが今回いちばん注意が必要な点です。TP-Linkの主力は実売1万円台〜3万円台で、この記事の価格帯(4万〜15万円)より下にあります。 帯の中に入るのは RV50 Pro Omni だけです。だからといってTapoを丸ごと外すと、Tapoを検討している読者が何も得られなくなるので、帯の中の1台(RV50 Pro Omni)を比較表に入れ、帯の外にある主力はこの見取り図に書くという形にしました。

この記事で詳しく見るのは RV50 Pro Omni です。 帯の中で唯一という理由に加えて、60℃の温水洗浄・50℃の温風乾燥・洗剤の自動投入まで入って7万円弱という構成が、同じ価格帯の他社機と条件を揃えて比べやすいからです。

Anker Eufy——段は「C→E→S」。ただし旧シリーズ名が併走している

RoboVac G30 / G30 Hybrid 16,990円(定価29,490)/19,990円(定価39,990)
Auto-Empty C10 25,490円(定価29,990)
Clean X8 Pro 49,990円
X10 Pro Omni 59,990円(定価99,990)
Omni C20 / Clean X8 Pro with Self-Empty Station 69,990円
Omni C28 / 3-in-1 E20 99,990円
Omni E25 149,900円
Omni S1 Pro 199,900円
Omni S2 249,900円

現行は C(入門)→ E → S(上位) ですが、`RoboVac` `Clean` という旧シリーズ名の機種が同じ棚に並んでいるため、名前だけでは新旧が分かりません。公式ストアでは終息扱いの機種にその旨のラベルが付いており、X9 Pro・L35 Hybrid・X8 Hybrid・15C・G40系がそれにあたります。

価格の動きが大きいメーカーでもあります。X10 Pro Omniは定価99,990円が実売59,990円です。これは後で効いてきます——C28(99,990円)の公式ページにある「※Eufy X10 Pro Omniとの比較」という注記の、比較相手がこれだからです。

この記事で詳しく見るのは Omni C28 です。 吸引力の数値に測定条件の注記がまったく付いていない代表例で、この記事の主題(数字だけで比べない)にそのまま関わるからです。

Roborock——段は「Q→Qrevo→Saros」。★「+」は自動ゴミ収集ドック付き

機種 希望小売価格(税込) 吸引力
Q7B / Q7B+ 44,800円/69,800円 8,000Pa
Q7T / Q7T+ 54,780円/76,780円 10,000Pa
Q10V / Q10V+ 57,999円/79,999円 10,000Pa
Q10P+ 89,800円 10,000Pa
Q7 Max / Q7 Max+ 98,780円/131,780円
Q8 Max+ / Q5 Pro+ / Q Revo / E5 公式ページに価格表示なし
Qrevo C 164,780円
Saros 10 285,780円

「+」が付くと自動ゴミ収集ドックが付きます。これを知っているだけで、Roborockの型番はかなり読めるようになります。 Q7BとQ7B+は同じ本体で、差額25,000円がドックぶんです。

段は Q(標準)→ Qrevo(全自動)→ Saros(旗艦)Qシリーズだけで4.4万円〜13.2万円に9機種あり、この記事の価格帯はほぼQシリーズで埋まります。

★なお、日本での発売日が公式に確認できるのはQ7T+/Q7T(2025年6月6日)だけでした。他の機種は公式ニュースにも製品ページにも発売日の記載が見つかりません。

この記事で詳しく見るのは Q10V+ と Q10P+ の2台です。 2台入れたのは、「+」の意味と、同じ10,000Paで9,801円の価格差が何なのかを見せるためです(結論を先に書くと、モップが振動するかどうかと、ドックの容量の違いでした)。

Dreame——段は「D→F→L→X→Aqua」。★セールが常態で定価はあてにならない

D10 Plus 21,600円/69,800円
F20 / F20 Plus 24,800円/39,800円・34,800円/59,800円
D20 Pro 47,800円
D20 Ultra 49,800円/99,800円
L10s Ultra Gen 3 / L10s Ultra Gen 2 どちらも 55,800円/159,800円
D20 Pro Plus 68,800円
L40 Ultra CE 89,800円
Aqua10s Roller AE 89,800円/169,800円
L40 Ultra AE / L40s Pro Ultra 99,800円(L40s Proの定価は199,800円)
X50 Ultra 169,800円/229,800円
Aqua10 Ultra Roller 249,800円

D(入門)→ F → L(主力)→ X(旗艦)→ Aqua(ローラーモップの新系統) という並びです。

このメーカーは定価と実売の差が極端です。D10 Plusは69,800円が21,600円、L10s Ultraは159,800円が55,800円定価を見て判断する意味がほとんどありません。

★さらに、L10s Ultra Gen 2 と Gen 3 が同じ55,800円で併売されています。新しいほうが高い、という関係ですらありません。世代が新しいかどうかは、価格からは分かりません。

この記事で詳しく見るのは D20 Pro・D20 Pro Plus・L10s Ultra Gen 3 の3台です。 前の2台は本体が同じでドックの有無だけが違う組み合わせ(ルンバのMini系と同じ構図)。L10s Ultra Gen 3は定価の約3分の1で売られているという、このメーカーの性格が最もよく出た1台です。

Narwal——段は「Freo S→Freo X→Freo Pro→Freo Z→Flow」

機種 実売/定価 備考
Freo S 39,800円/49,800円 小型・入門
Freo X Plus 84,800円
Freo Z Ultra 98,820円/139,800円
Freo Pro 99,800円
Freo Z10 75,909円/129,800円
Flow Performance 109,800円/189,800円
Flow 149,800円 旗艦
Freo X Ultra 109,800円 公式に「販売終了」表示
Narwal Freo(初代) 144,800円 公式に「販売終了」表示

この一覧で注目してほしいのは最後の2行です。公式サイトに載っていても「販売終了」の機種があります。 逆に言えば、公式サイトに製品ページがあることは「今の主力である」ことを意味しません。 型番の新しさだけで判断できないのと同じで、ここも読者が引っかかりやすいところです。

この記事で詳しく見るのは Freo S と Freo Z10 の2台です。 Freo Sは4万円弱でゴミ収集ドックが付く下限側の1台、Freo Z10はその上位で、吸引力が8,000Pa→15,000Pa、温水でのモップ洗浄まで入るとどう変わるかが見えます。

SwitchBot——段は「K(小型)→S(全自動・水道直結)」

S1 / S1 Plus W 39,800円
K10+ 49,800円
K11+ / K11+ Pro(新製品) / K10+ JSF EDITION いずれも 59,800円
K10+ Pro 64,800円
S20 91,800円
K10+Pro Combo / K20+Pro 99,800円
S10 119,820円

Kは小型でゴミ収集が中心、Sは水拭きまで含めた全自動という分かれ方です。S10・S20は別売の水ステーションを付けると給排水まで自動になります。

K11+とK11+ Proが同じ59,800円です。「Pro」が付いても価格が変わらないので、名前からは上下関係を読み取れません。 ここは公式の仕様表を見比べる必要があります。

この記事で詳しく見るのは S20 です。 マッピング方式を「LiDAR SLAM+AIカメラ」と公式に明記している数少ない機種だからです。この記事では各社のマッピングの呼び方を並べていますが、方式名を書かないメーカーが多いなかで、S20は例外的にはっきりしています。

Dyson——2機種だけ。★世代交代の途中で、開示のしかたまで変わった

機種 価格 発売
360 Vis Nav (RB03) 119,800円(公式ストアの特別価格。アウトレットセール対象) 2023年5月23日
Spot+Scrub Ai (RB05) 143,000円(公式ストアの表示。プレスリリースは「オープン価格」。新発売) 2026年3月18日

Dysonのロボット掃除機は現行2機種だけです。公式サイトのロボット掃除機の入口は、いまRB05のページに飛びます。

旧型は「安く買える選択肢」として成立するのか

RB03はアウトレットセール対象になっており、差額は23,200円です。何が変わるのかを並べます。

360 Vis Nav (RB03) Spot+Scrub Ai (RB05)
価格 119,800円(アウトレット扱い) 143,000円
発売 2023年5月23日 2026年3月18日
水拭き なし(吸引専用) ウェットローラー。回転のたびに自動洗浄/壁際で最大40mm伸長
ドック 充電のみ(ゴミ捨ては手動) サイクロン式の自動ゴミ収集(最大100日分・紙パック不要)
ナビ 360°ビジョン(カメラ) dToF LiDAR+Aiカメラ(24センサー・毎秒7回スキャン)
吸引力の公称 22,000Pa 製品ページに記載なし(プレスリリースに18kPa)
本体高さ 9.7cm 11.0cm

差額23,200円で、水拭き・自動ゴミ収集・LiDARが付きます。 逆に言えば、水拭きが要らず吸引だけでよいなら、旧型が11.98万円で買えます。ただしアウトレット扱いなので、在庫が続く保証はありません。

そして、この記事の主題に直接効くことが1つあります。吸引力の公称値の出し方が、世代で変わっています。

  • RB03は22,000Paを公表し、脚注でIEC 62885-4の5.8、62885-7の5.4・5.5、ASTM F3150という規格名と条項番号まで挙げています(SLG・SGS-IBRという第三者機関による試験)。
  • RB05は、公式製品ページに吸引力のPa値が1か所もありません(製品仕様を開いても、質量・寸法・集じん容積・充電時間だけです)。数値が出てくるのはプレスリリースの製品概要表の「モーターの吸引力 18kPa」だけで、測定条件の注記は付いていません。規格名の脚注もありません(第三者機関に触れる脚注は、フィルターの試験についてのものです)。

新しいほうが、公称値も小さく(22,000Pa→18kPa)、開示も薄くなっています。それでいて価格は上がっています。 数字が大きいほうが新しくて高い、という思い込みが成り立たない例です。

この記事で詳しく見るのは Spot+Scrub Ai (RB05) です。 現行の主役であることに加えて、上の対比そのものが、この記事でいちばん伝えたいことだからです。

↓ 比較表へ

比較表

ぐうたろう

17機種あるから、表は横にスクロールしてね。スクロールすると製品名が略称になって見やすくなるよ。機種名を押せばその詳細にジャンプ…zzz
製品 発売日 吸引力(注記の有無) 水拭き ドック マッピング(公式の呼び方) 本体高さ 段差 参考価格(2026-07-29時点)
エコバックス DEEBOT N30N30 2025年9月17日 10,000Pa(注記なし) パッド式(タンク300ml) なし(充電のみ) LDS赤外線センサー+TrueMapping 104mm 20mm 公式ショップ 22,800円(希望小売 39,800円)
iRobot Roomba Mini Slim + SlimChargeMini Slim 2026年4月6日 非公表(Pa表記なし) 使い捨てシート式 充電スタンドのみ ClearView LiDAR 92mm 確認できず 公式ストア 39,800円
Narwal Freo SFreo S 2025年10月30日 8,000Pa(「試験環境下による数値」の注記) パッド式(約0.8kg=8N) ゴミ収集のみ(3.5L・最大180日) LDS LiDAR+3Dストラクチャードライト 100mm 20mm 公式サイト 39,800円(定価49,800円)
Dreame D20 ProD20 Pro 2025年6月30日 13,000Pa(「当社の社内研究所のデータ」の注記) パッド式(タンク350ml・32段階) なし(充電のみ) LDSナビゲーション+3Dイメージング 96.9mm 20mm(社内研究所のデータ) 公式ストア 47,800円
iRobot Roomba Mini + AutoEmptyMini+Empty 2026年2月27日 非公表(Pa表記なし) 使い捨てシート式 自動ゴミ収集(紙パック・最大3か月) ClearView LiDAR 92mm 確認できず 公式ストア 49,800円
Dreame L10s Ultra Gen 3L10s Gen3 2026年4月15日 25,000Pa(「社内研究所のデータ」の注記) 回転式(DuoScrub・32段階・最大4cm伸長) 全自動(3.2L最長100日・自動給水・洗剤自動補充・温風乾燥) Smart Pathfinder+3DAdapt 97mm 確認できず 公式ストア 55,800円(希望小売 159,800円)
エコバックス DEEBOT mini 2mini 2 2026年4月15日 10,000Pa(注記なし) 回転式(2つの高圧回転プレート・6mmリフト) mini OMNI(ゴミ収集1.8L+モップ洗浄+63℃熱風乾燥) TrueMapping 2.0+TrueDetect 3D 99.8mm 18mm 公式ショップ 59,800円(希望小売 69,800円)
Dreame D20 Pro PlusD20 Pro+ 2025年6月30日 13,000Pa(「当社の社内研究所のデータ」の注記) パッド式(タンク350ml・32段階) ゴミ収集のみ(5L・最長150日) LDSナビゲーション+3Dイメージング 96.9mm 20mm 公式ストア 68,800円
TP-Link Tapo RV50 Pro OmniRV50 確認できず 15,000Pa(注記なし) 回転式(毎分180回転・最大8N) All-in-One(3L紙パック60日・60℃温水洗浄・50℃温風乾燥・洗剤自動投入) デュアルレーザーセンサー 100.3mm 20mm 公式ストア 68,880円(通常 89,990円)
Narwal Freo Z10Freo Z10 2025年3月13日 15,000Pa(注記なし) 可動式パッド(三角モップ+エクステンド・8N) 45〜75℃温水洗浄+熱風乾燥(ゴミ収集は本体内1L・50日以上※) 公式に方式名の記載なし 107.7mm 20mm 公式サイト 75,909円(定価129,800円)
Roborock Q10V+Q10V+ 確認できず 10,000Pa(注記なし) 振動式パッド(最大3000回/分) ゴミ収集のみ(紙パック・7週間分※) LDSレーザーセンサー 99mm 確認できず 希望小売 79,999円
Roborock Q10P+Q10P+ 確認できず 10,000Pa(注記なし) パッド式(8mmリフト) ゴミ収集のみ(紙パック・60日分※) LDSレーザーセンサー 99mm 確認できず 希望小売 89,800円
SwitchBot お掃除ロボット S20S20 2025年5月30日 10,000Pa(注記なし) ローラー式(1kg加圧・走行中も洗浄) MultiClean(ゴミ収集・モップ洗浄・50℃温風乾燥/給排水は別売) LiDAR SLAM+AIカメラ 115mm 2cm 公式サイト 91,800円
Anker Eufy Robot Vacuum Omni C28C28 2026年2月24日 15,000Pa(注記なし。※は比較対象の明示) ローラー式(約1.0kg・走行中も洗浄・リフト10.8mm) 全自動(ゴミ収集・モップ洗浄・約50℃温風乾燥) 公式比較表に方式名の記載なし 111mm 確認できず 公式ストア 99,990円
iRobot Roomba Plus 515 Combo + AutoWashPlus 515 2026年5月27日 非公表(従来比3倍) 回転式(毎分180回転・ラグで約10mmリフト) AutoWash(75℃温水洗浄・45℃温風乾燥・自動給水・ゴミ収集3か月) ClearView LiDAR 84mm 確認できず 公式ストア 129,800円
Dyson Spot+Scrub Ai (RB05)Spot+Scrub 2026年3月18日 製品ページに記載なし(プレスリリースに18kPa・注記なし) ローラー式(温水供給・回転のたびに自動洗浄・壁際40mm伸長) サイクロン式の自動ゴミ収集(最大100日・紙パック不要)+60℃洗浄45℃乾燥 dToF LiDAR+Aiカメラ 110mm 確認できず 公式ストア 143,000円
エコバックス DEEBOT T90 OMNIT90 2026年2月20日 30,000Pa(テュフ ラインランド認証の注記) ローラー式(定圧式常時洗浄3.0・2,500Pa加圧) OMNI(ゴミ収集90日・最大75℃加圧洗浄・熱風乾燥・汚水タンク自動洗浄) AIVI 3D 4.0 95mm 単段2.4cm・連続4cm 希望小売 149,800円

※価格は調査日時点の各販売ページの表示に基づく参考値です。セール中の機種は実売と希望小売を併記しています。変動するため必ず販売ページでご確認ください。

※「確認できず」は、公式サイト・公式プレスリリースを確認した範囲で数値が見つからなかった項目です。製品にその機能がないという意味ではありません。

各製品の公開情報まとめ

エコバックス DEEBOT N30

発売日 2025年9月17日(エコバックスジャパン公式プレスリリースの「一般販売開始日」)
参考価格 メーカー希望小売価格 39,800円(税込)
吸引力 10,000Pa(測定条件の注記なし)
水拭き パッド式。水タンク300ml。ドックでのモップ洗浄・乾燥は「なし」と公式スペック表に明記
ドック なし(自動ゴミ収集機能なし。充電のみ)
マッピング・障害物回避 LDS赤外線センサー、True Mapping
本体サイズ 353×350×104mm
乗り越え段差 最大20mm
その他 ダストボックス350ml、バッテリー5,200mAh、最大稼働350分(静音モード)、清掃音68dB(吸引+水拭き)、ZeroTangle 2.0(絡まり防止)

公開情報から分かること

今回の17機種で最も安い部類ですが、LDSセンサーによるマッピングと20mmの段差乗り越えは上位機と同じ水準で公表されています。削られているのはドックです——自動ゴミ収集がなく、ダストボックス350mlを自分で捨てる前提の構成になっています。「まず1台目、掃除は自動化したいがゴミ捨ての手間は許容できる」という条件に噛み合う仕様です。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 10,000Paという数値に測定条件の注記はありません。同じ「10,000Pa」を掲げる他社機と条件が揃っているかは確認できません
  • 公式プレスリリースの見出しは「11,000Paの強力吸引」ですが、本文に「※DEEBOT N30 PROのみ最大11,000Paの吸引力」とあります。この記事で扱っている無印のN30は10,000Paです。ファミリー名で検索すると上位機の数字を見てしまうので注意してください
  • 稼働時間350分は静音モードの値です

エコバックス DEEBOT N30

10,000Pa(注記なし) / 公式ショップ 22,800円(希望小売 39,800円)

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

iRobot Roomba Mini Slim + SlimCharge 充電スタンド

発売日 2026年4月6日(アイロボットジャパン公式プレスリリース)
参考価格 公式オンラインストア 39,800円(税込)
吸引力 公式ページにPa値の記載なし
水拭き あり(使い捨て床拭きシート。市販のシートも使用可・30枚同梱)
ドック SlimCharge 充電スタンドのみ(自動ゴミ収集なし。縦置き可)
マッピング ClearView LiDAR(10分未満でマッピング・最大3つのマップ)
本体サイズ 幅24.5×奥行24.5×高さ9.2cm、重量約2.0kg
充電スタンド 縦置き時 幅22.2×奥行8.6×高さ12.3cm
乗り越え段差 公式ページに記載なし

公開情報から分かること

日本法人の発案で開発され、日本で先行発売されたモデルです。従来のルンバの約半分の本体サイズで、充電スタンドが縦置きできるぶん設置面積を抑えられます。ワンルームや1Kなど、ドックの置き場所そのものが問題になる部屋を想定した構成です。水拭きは使い捨てシートを貼る方式で、モップの洗浄や乾燥は行いません。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 吸引力のPa値は公表されていません。 ルンバは全機種この方針なので、他社との数値比較はできません
  • 乗り越え段差の数値も公式ページで確認できませんでした
  • 水拭きは使い捨てシートのランニングコストがかかります。市販のシートが使える旨は公式に記載があります

iRobot Roomba Mini Slim + SlimCharge

非公表(Pa表記なし) / 公式ストア 39,800円

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

Narwal Freo S

発売日 2025年10月30日(Narwal Japan公式プレスリリースの発売予定日)
参考価格 公式サイト表示 39,800円(定価49,800円・2026-07-29時点)
吸引力 最大8,000Pa ※「試験環境下による数値。実際の数値は利用環境によって異なる場合があります」と注記あり
水拭き パッド式(モップパッド1枚)。約0.8kg(8N)の水拭き圧力・水量3段階・タンク300ml
ドック 自動ゴミ収集(3.5L抗菌ダストバッグ・最大180日 ※試験環境下の値。モップ洗浄機能はなし)
マッピング・障害物回避 LDS LiDAR、3Dストラクチャードライト+赤外線センサー
本体サイズ 330×330×100mm、重量約3kg
乗り越え段差 最大20mm

公開情報から分かること

この価格帯で自動ゴミ収集ドックが付くのが特徴です。ダストバッグ3.5Lで最大180日と、収集容量は今回の17機種でも大きい部類にあたります。注目したいのは書き方のほうで、8,000Paにも180日にも「試験環境下による数値」という注記が付いています。 数値を出しつつ、その値が実験室条件であることを明示するタイプです。

気になる点・確認したほうがよい点

  • ドックはゴミ収集のみで、モップの洗浄・乾燥はありません。水拭き後のモップは自分で洗う前提です
  • 180日は試験環境下の値で、公式も「実際の保管日数は利用環境によって大きく増減する場合があります」と書いています
  • 定価49,800円に対し公式サイトの表示価格が39,800円でした。価格の変動が大きいので、購入時に必ず確認してください

Narwal Freo S

8,000Pa(「試験環境下による数値」の注記) / 公式サイト 39,800円(定価49,800円)

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

Dreame D20 Pro

発売日 2025年6月30日(Dreame Technology Japan公式プレスリリース。D20 Pro Plusと同時)
参考価格 公式ストア 47,800円(税込。取消線の定価表示も同額)
吸引力 13,000Pa(Vormax)。注記「※13,000 Pa、ゴミ99%除去:当社の社内研究所のデータに基づきます」
水拭き パッド式(公式仕様表「モップタイプ=取り外し可能なモップパッド」)。水タンク350ml・32段階の水量調節
ドック 自動ゴミ収集なし(充電ドックのみ)。ドック寸法130×126×93mm
マッピング LDSナビゲーション+3Dイメージングシステム
本体サイズ 350×350×96.9mm
乗り越え段差 20mm(「当社の社内研究所のデータに基づきます」の注記あり)
その他 稼働時間285分(注記あり)、5段階の吸引力調整

公開情報から分かること

同じ本体でドックだけが違う組み合わせの「下側」にあたる機種です。上位のD20 Pro Plus(68,800円)とは吸引力もマッピングも本体サイズも同じで、違いは5Lの自動ゴミ収集ドックが付くかどうか。差額21,000円が、そのままゴミ捨てを自動化する費用ということになります。ルンバのMini SlimとMini + AutoEmptyが同じ関係にあり、こちらの差額は1万円でした。同じ「ドックを足す」でも、メーカーによって値付けが倍ほど違います。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 13,000Paと20mmの段差には、どちらも「当社の社内研究所のデータ」という自社試験である旨の注記が付いています。第三者機関の試験ではありません
  • 同じページでも「髪の毛の絡まりを99%除去」にはTÜV SÜD認証済みと書かれています。項目によって根拠の強さが違うので、どの数値に何の注記が付いているかを見る価値があります
  • ドックが充電のみなので、ダストボックスは自分で捨てる前提です
  • Dreameはセールが常態化しているメーカーですが、この機種は取消線の定価も47,800円で、他機種のような大幅値引きは出ていません

Dreame D20 Pro

13,000Pa(「当社の社内研究所のデータ」の注記) / 公式ストア 47,800円

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

iRobot Roomba Mini + AutoEmpty 充電ステーション

発売日 2026年2月27日(白・黒)、2026年3月13日(桜・若葉)(アイロボットジャパン公式プレスリリース)
参考価格 公式オンラインストア 49,800円(税込)
吸引力 公式ページにPa値の記載なし
水拭き あり(パッドプレート+床拭きシート。水拭き中はラグを自動回避)
ドック AutoEmpty 充電ステーション(AllergenLock紙パックへ自動排出・最大3か月)
マッピング ClearView LiDAR(10分未満でマッピング・最大3つのマップ)
本体サイズ 幅24.5×奥行24.5×高さ9.2cm、重量約2.0kg
充電ステーション 幅21.2×奥行17.8×高さ28.5cm
乗り越え段差 公式ページに記載なし

公開情報から分かること

m2のMini Slimと本体は同じサイズで、違いはドックです。 こちらは紙パックへの自動ゴミ収集が付き、公称で紙パック交換は年4回程度。1万円の差がそのままゴミ捨ての自動化に充てられている構成です。発売から1か月でシェアを取ったという公式リリースも出ており、日本の住宅事情に寄せた小型モデルとして展開されています。

気になる点・確認したほうがよい点

  • Pa値の非公表と段差の非公表は、Mini Slimと同じです
  • 色によって発売日が違い、桜・若葉は2026年3月13日発売です
  • 紙パックは消耗品です。公式ストアに交換用紙パックの取り扱いがあります

iRobot Roomba Mini + AutoEmpty

非公表(Pa表記なし) / 公式ストア 49,800円

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

Dreame L10s Ultra Gen 3

発売日 2026年4月15日(Dreame Technology Japan公式プレスリリースに「■発売日: 2026年4月15日(水)」と明記)
参考価格 公式ストア 55,800円(税込)。メーカー希望小売価格 159,800円(公式プレスリリース)
吸引力 25,000Pa(第6世代TurboForceモーター・Vormax)。注記「※25,000 Pa:社内研究所のデータに基づきます」
水拭き 回転式(DuoScrub=2つの高速回転モップで加圧)。32段階の水量調節。MopExtend RoboSwingでモップパッドが最大4cm伸長。モップリフトアップ10.5mm
ドック 全自動(3.2Lダストバッグで最長100日・自動給水・洗剤の自動補充・自動温風乾燥)。AceClean DryBoardは20個のスプレーノズルでモップとウォッシュボードまで洗浄し、汚水を排出
マッピング Smart Pathfinder+3DAdapt障害物回避(部屋全体を360°スキャン)
本体サイズ 350×350×97mm(3.89kg)。ベースステーション457×340×590mm(8.86kg)
乗り越え段差 公式ページ・公式プレスリリースとも記載なし
その他 バッテリー5,200mAh、静音の吸引のみモードで最長231分・156㎡(いずれも注記あり)、浄水/汚水タンク4.5L/4.0L

公開情報から分かること

この記事で、定価と実売の差がいちばん大きい機種です。希望小売価格159,800円に対して、公式ストアの表示は55,800円。公式プレスリリースに希望小売価格が明記されているので、これは値引きの表記ではなく、メーカー自身が両方の数字を出している状態です。

内容としては、この価格帯では珍しく「全部入り」です。モップ洗浄・温風乾燥・自動給水に加えて洗剤の自動補充まで入り、ドックの洗浄槽自体も自動で洗います。吸引力の公称値25,000Paも、この記事の17機種ではT90 OMNI(30,000Pa)に次ぐ数字です。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 同じ55,800円で、ひとつ前の世代のL10s Ultra Gen 2も併売されています(定価も同じ159,800円)。価格からは世代の差が分かりません。 買う前に、公式サイトでGen 2とGen 3どちらのページを見ているか確認してください
  • 25,000Paには「社内研究所のデータに基づきます」という注記が付いています。自社試験の数値です
  • 乗り越え段差の数値が公式に見当たりませんでした。 段差のある間取りでは判断材料が足りません。なお公称の「最大4cm」はモップパッドが横に伸びる量であって、段差の話ではありません
  • 洗剤の自動補充は純正の洗浄液を使う前提です(公式に「必ず純正の洗浄液を」との注記あり)

Dreame L10s Ultra Gen 3

25,000Pa(「社内研究所のデータ」の注記) / 公式ストア 55,800円(希望小売 159,800円)

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

エコバックス DEEBOT mini 2

発売日 2026年4月15日(エコバックスジャパン公式プレスリリース)
参考価格 メーカー希望小売価格 69,800円(税込)
吸引力 最大10,000Pa(注記なし)
水拭き 回転式。OZMO TURBO 2.0(2つの高圧回転プレート+6mmの自動リフトモップ機構)
ドック mini OMNIステーション(自動ゴミ収集1.8L+モップ洗浄+乾燥。設置面積 約0.13㎡)
マッピング・障害物回避 TrueMapping 2.0+TrueDetect 3D
本体サイズ 286×286×99.8mm(直径 約28.6cm)
乗り越え段差 最大18mm
その他 運転音 約55dB(静音モード・吸引のみ)、連続稼働 最大189分(同条件)、ZeroTangle 4.0

公開情報から分かること

全自動ドック付きで最も小さい部類です。本体直径が約28.6cmと小さく、ステーションの設置面積も約0.13㎡と公表されています。ドックが大きくて置けない、という理由で全自動タイプを諦めていた場合の候補になります。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 運転音55dBと稼働189分は、どちらも「静音モード・吸引のみ」の条件での値です
  • 段差は18mmで、20mm級の他機種よりわずかに低い公称です。敷居の高さが2cm前後の家では実測して確認したほうが安全です
  • 10,000Paに測定条件の注記はありません

エコバックス DEEBOT mini 2

10,000Pa(注記なし) / 公式ショップ 59,800円(希望小売 69,800円)

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

Dreame D20 Pro Plus

発売日 2025年6月30日(Dreame Technology Japan公式プレスリリース)
参考価格 公式ストア 68,800円(税込)
吸引力 13,000Pa(Vormax) ※「13,000 Pa、ゴミ99%除去:当社の社内研究所のデータに基づきます」と注記あり
水拭き パッド式(取り外し可能なモップパッド)。水タンク350ml・水量32段階
ドック 自動ゴミ収集(5Lダストバッグ・最長150日 ※自社研究所データ。モップ洗浄機能はなし)
マッピング・障害物回避 LDSナビゲーション+3Dイメージングシステム
本体サイズ 350×350×96.9mm
乗り越え段差 20mm(※自社研究所データ)
その他 HyperStream絡まり除去デュオブラシ、伸縮式サイドブラシ

公開情報から分かること

この機種のページは、注記の書き方が今回いちばん丁寧でした。 ページ下部に脚注がまとめられており、13,000Paとゴミ99%除去は「当社の社内研究所のデータ」、髪の毛の絡まり99%除去は「TÜV SÜD 認証済み」と、項目ごとに根拠を書き分けています。 数値の大小より、この書き分けを見て「どこがメーカー自身の測定で、どこが第三者の認証か」を判断できる状態になっています。

気になる点・確認したほうがよい点

  • ドックはゴミ収集のみで、モップの洗浄・乾燥はありません
  • 150日、20mm、350mlなど主要な数値の多くに「当社の社内研究所のデータに基づきます」の注記が付いています。実環境では異なる前提で見てください
  • 同じD20シリーズにゴミ収集ドックなしの「D20 Pro」があります。型番の末尾で仕様が変わるので、購入時は「Plus」の有無を確認してください

Dreame D20 Pro Plus

13,000Pa(「当社の社内研究所のデータ」の注記) / 公式ストア 68,800円

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

TP-Link Tapo RV50 Pro Omni

発売日 日本向けの公式プレスリリースを確認できず
参考価格 公式ストア 68,880円(通常価格89,990円・2026-07-29時点)
吸引力 15,000Pa(注記なし)
水拭き あり(デュアル回転モップ・毎分180回転・最大8N加圧、DeepEdgeアダプティブモップ)
ドック All-in-Oneドック(3L紙パックで最大60日・60℃温水洗浄・50℃温風乾燥・洗剤自動投入・汚れ検知)
マッピング 公式表記は「デュアルレーザーセンサー」による回避。日本の公式ページに「LiDAR」の語は使われていない
本体サイズ Φ350×100.3mm
乗り越え段差 最大20mm

公開情報から分かること

この価格帯で温水洗浄・温風乾燥・洗剤自動投入まで入っているのが目立ちます。上位機の機能をひととおり備えつつ、公式ストアの実売は7万円を切っていました。モップの洗浄水から汚れ具合を検知して、もう一度拭くか判断する機能も公表されています。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 通常価格89,990円に対し公式ストア表示が68,880円でした。価格差が大きいので、購入時点の表示を必ず確認してください
  • 日本での発売日は公式に確認できませんでした。「いつのモデルか」を重視する場合は判断材料が足りません
  • 障害物回避はレーザーセンサー方式ですが、公式ページで「LiDAR」という語は使われていません(海外サイトでは別表記の場合があります)

TP-Link Tapo RV50 Pro Omni

15,000Pa(注記なし) / 公式ストア 68,880円(通常 89,990円)

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

Narwal Freo Z10

発売日 2025年3月13日(Narwal Japan公式プレスリリースに「2025年3月13日(木)、…「Freo Z10」を発売」と明記)
参考価格 公式サイト 75,909円(税込)。定価129,800円
吸引力 最大15,000Pa。測定条件の注記なし
水拭き 可動式(バイオメカニカル)の三角モップ。壁際や曲がり角でモップが横に伸び、伸ばした状態でも下向き8N(約0.8kg)の圧力を維持。Smart-Swing動作。自動モップリフトアップあり(高さの数値は記載なし)
ドック 45〜75℃の可変温水でモップを自動洗浄(Dirtsense 3.0が汚れの種類を認識して水温を調整)+モップ熱風乾燥。ゴミ収集は本体内の1L使い捨てダストバッグで50日以上(注記あり)。湿度センサーで20〜120分のダスト乾燥
マッピング 公式製品ページに方式名の記載なし(「6分でクイックマッピング」「粒子感知センサー」の記載のみ)
本体サイズ 355×350×107.7mm。ベースステーション431×426.8×461.5mm
乗り越え段差 最大20mm(公式FAQは「2cm。ご家庭の実際の状況によって異なる場合があります」)
その他 2mm以上の粒子を検知するセンサーで吸引力と走行速度を自動調整。給排水システムは別売29,800円

公開情報から分かること

同じNarwalのFreo S(39,800円)の上位にあたる機種で、吸引力が8,000Pa→15,000Pa、モップの手入れが「自分で洗う」から「45〜75℃の温水で自動洗浄+熱風乾燥」に変わります。差額は約36,000円です。

水拭きの方式が独特で、モップが横に伸びます。壁際や家具の脚まわりのように、丸い本体では届かない場所に届かせるための仕組みで、伸ばした状態でも8Nの圧力を保つと公称しています。

★ドックの構成も他社と違います。ゴミ収集ドックではなく、本体の中に1Lのダストバッグを持っています。 ドック側は水拭きの後始末に特化した作りです。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 吸引力15,000Paに測定条件の注記はありません。 同じNarwalでもFreo Sの8,000Paには「試験環境下による数値」という注記が付いているので、同じメーカーの中でも機種によって書き方が違います
  • ★一方で、毛絡み対策については「スイスのSGS社およびドイツのTUV社の認証(あらゆるモードで髪の毛が絡まらない)を取得済み」と公式に明記されています。吸引力には注記を付けず、毛絡みには第三者認証を出す——項目ごとに根拠の強さが違う例です
  • マッピングの方式名が公式ページに見当たりませんでした。 静的なHTMLと実際のブラウザ表示の両方を全文検索しましたが、LiDAR・レーザーといった語は出てきません。方式が無いという意味ではなく、公式が書いていないということです
  • 「50日以上」のゴミ捨てサイクルは「3人家族+ペット1匹を想定した試験環境下での数値」との注記付きです
  • 給排水の自動化には別売の給排水システム(29,800円)が要ります

Narwal Freo Z10

15,000Pa(注記なし) / 公式サイト 75,909円(定価129,800円)

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

Roborock Q10V+

発売日 公式に確認できず(公式ニュースの新製品記事と製品ページの両方を確認しましたが、発売日の記載が見つかりませんでした)
参考価格 希望小売価格 79,999円(税込。公式サイト。ドックなしのQ10V単体は57,999円)
吸引力 10,000Pa(測定条件の注記なし。※が付くのは障害物回避の精度とゴミ収集日数)
水拭き 振動式のパッド。最大3000回/分の高速振動、デュアル振動エリア。モップリフトアップ8mm
ドック 自動ゴミ収集(紙パック式・7週間分。注記あり)。0.3μmまでの微粒子を99.7%吸引
マッピング 高精度LDSレーザーセンサー(掃除しながら360°スキャン)
本体サイズ 353×353×99mm。ドック212×178×259mm
乗り越え段差 公式ページに記載なし
その他 バッテリー5,200mAh、幅5cm・高さ3cmの物体を回避(注記あり)、エアフィルターで微粒子を最大95%集じん、オフピーク充電

公開情報から分かること

Roborockの型番の「+」は自動ゴミ収集ドック付きという意味です。 Q10Vが57,999円、Q10V+が79,999円なので、差額22,000円がドックぶんとはっきり分かります。

水拭きの方式が、この記事の他機種と違います。モップを毎分3000回振動させる方式で、パッドを引きずるだけの機種と、回転させる機種の中間にあたる考え方です。カーペットを検知すると8mmリフトします。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 日本での発売日が公式に確認できませんでした。 Roborock公式ニュースの新製品記事を全件確認しましたが、Q10Vシリーズの発売を告知した記事が見当たりません。「いつのモデルか」を重視する場合は判断材料が足りません
  • 検索するとQ10Vの発売日を「2025年6月6日」とする情報が出てきますが、この日に発売されたのは公式ニュースの原文によれば Saros 10・Qrevo C・Q7T+・Q7T の4機種で、Q10Vは含まれていません。Q7T+の情報と混ざっている可能性が高いので、この記事では「確認できず」としています
  • 10,000Paに測定条件の注記はありません
  • 乗り越え段差の数値も公式ページで確認できませんでした
  • ドックはゴミ収集のみで、モップの洗浄・乾燥は行いません。モップは自分で洗う前提です

Roborock Q10V+

10,000Pa(注記なし) / 希望小売 79,999円

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

Roborock Q10P+

発売日 公式に確認できず(Q10V+と同じ)
参考価格 希望小売価格 89,800円(税込。公式サイト。ラインアップは「+」の1機種のみ)
吸引力 10,000Pa(測定条件の注記なし)
水拭き パッド式。カーペットを感知すると自動で8mmリフトアップ(「Roborockの社内テストに基づく」との注記あり)
ドック 自動ゴミ収集(紙パック式・60日分。注記あり)。0.3μmまでの微粒子を99.7%吸引
マッピング 高精度LDSレーザーセンサー
本体サイズ 353×353×99mm。ドック212×178×258.9mm
乗り越え段差 公式ページに記載なし
その他 バッテリー5,200mAh、幅5cm・高さ3.5cmの物体を回避(注記あり)、オフピーク充電

公開情報から分かること

Q10V+と並べるために入れた1台です。名前も価格帯も近い2機種の違いが、公式ページを読み比べると2点に絞れます。

  1. モップが振動するかどうか——Q10V+は最大3000回/分の振動とデュアル振動エリアを公称、Q10P+にはその記載がありません
  2. ドックの容量——Q10V+が7週間分、Q10P+が60日分

吸引力・マッピング・本体サイズ・バッテリーはすべて同じです。それでいてQ10P+のほうが9,801円高いという関係になっています。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 上位の型番=高性能とは限らない例です。 「V」と「P」がそれぞれ何を指すかは公式に説明がなく、価格差の理由も明示されていません。型番の文字から性能を推測しないほうが安全です
  • 発売日は公式に確認できませんでした
  • 乗り越え段差の数値も公式ページで確認できませんでした
  • ドックはゴミ収集のみで、モップの洗浄・乾燥は行いません
  • 8mmのモップリフトには「Roborockの社内テストに基づく」という注記が付いています

Roborock Q10P+

10,000Pa(注記なし) / 希望小売 89,800円

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

SwitchBot お掃除ロボット S20

発売日 2025年5月30日(SwitchBot公式プレスリリース)
参考価格 公式サイト 91,800円(税込)
吸引力 最大10,000Pa(注記なし。カーペット検知時は自動で最大に)
水拭き あり(ローラーモップ。回転しながら洗浄と拭き上げを同時に行う)
ドック MultiClean Station(自動ゴミ収集・モップ洗浄・50℃温風乾燥・給排水。別売の水ステーション連動で給排水も全自動)
マッピング LiDAR SLAM+AIカメラ(公式プレスリリースに明記)
本体サイズ 365×365×115mm。ステーション 380×223×460mm
乗り越え段差 2cm

公開情報から分かること

マッピング方式を「LiDAR SLAM+AIカメラ」と明記している数少ない機種です(今回の17機種では、方式名まで公式に書いてあるのはSwitchBotとルンバのClearView LiDAR、Roborock・Narwal・DreameのLDS系まで)。別売の水ステーションと組み合わせると給水・排水まで自動化でき、他のSwitchBot製品(加湿器など)との連携も公表されています。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 本体高さ115mmは今回の17機種で最も高いです。家具下に入れたい場合は先に実測してください
  • 給排水の全自動には別売の水ステーションが必要です。本体価格だけで判断しないでください
  • 10,000Paに測定条件の注記はありません

SwitchBot お掃除ロボット S20

10,000Pa(注記なし) / 公式サイト 91,800円

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

Anker Eufy Robot Vacuum Omni C28

発売日 2026年2月24日(アンカー・ジャパン公式プレスリリース。公式製品ページの「発売月」は2026年2月)
参考価格 公式ストア 99,990円(税込)
吸引力 最大15,000Pa(測定条件の注記なし。※印は「Eufy X10 Pro Omniとの比較」=約1.8倍という倍率の比較対象の説明)
水拭き あり(加圧式ローラーモップ 約1.0kg。走行中もモップを洗浄)
ドック 全自動クリーニングステーション(ゴミ収集・モップ洗浄・約50℃温風乾燥)
マッピング 公式比較表は星評価(☆☆)のみで方式名の記載なし。本文は「高精度なレーザーセンサー」
本体サイズ 約32.7×35.0×11.1cm、本体約5.1kg/ステーション約6.3kg
乗り越え段差 公式ページに記載なし
その他 モップリフト10.8mm、ダスト容器220ml、浄水/汚水タンク各2.2L、型番T211A510(ブラック)/T211A520(ホワイト)

公開情報から分かること

前モデルEufy X10 Pro Omniの後継として、水拭きが回転モップからローラーモップに変わり、吸引力が約1.8倍になったモデルです。走行中にモップを洗いながら拭く方式なので、汚れたモップで床を引きずる状況になりにくい構成です。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 15,000Paに測定条件の注記はありません。 ページ上の※は「Eufy X10 Pro Omniとの比較」という倍率の説明であって、測り方や認証の注記ではない点に注意してください
  • マッピング方式が公式比較表では星の数でしか示されておらず、LiDARかカメラ方式かを公式表記からは特定できませんでした
  • 乗り越え段差の数値も確認できませんでした(公式の注意書きには「高さ12cm未満の場所には進入禁止エリアの設定を」という別の記載があります)

Anker Eufy Robot Vacuum Omni C28

15,000Pa(注記なし。※は比較対象の明示) / 公式ストア 99,990円

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

iRobot Roomba Plus 515 Combo + AutoWash 充電ステーション

発売日 2026年5月27日(アイロボットジャパン公式プレスリリース)
参考価格 公式オンラインストア 129,800円(税込)
吸引力 公式ページにPa値の記載なし(「従来機種比3倍」と表記)
水拭き あり(DualCleanモップパッド・毎分180回転。ラグ検知でモップを約10mm持ち上げ)
ドック AutoWash 充電ステーション(75℃温水でモップ洗浄+45℃温風乾燥+本体タンクへの自動給水+ゴミ収集は最大3か月交換不要)
マッピング ClearView LiDAR(内蔵式。約10分で家全体をマッピング・最大5つのマップ)
本体サイズ 幅30.3×奥行29.8×高さ8.4cm
充電ステーション 幅34.0×奥行33.0×高さ48.5cm
乗り越え段差 公式ページに記載なし
その他 PerfectEdge 可動式エッジクリーニングブラシ、伸縮式モップパッド、「ルンバ プレミアム」サービス附帯

公開情報から分かること

本体高さ8.4cmは今回の17機種で最も薄い数値です。LiDARを本体に内蔵することで、突起のあるタイプより低く作られています。ローソファの下やキッチンキャビネットの足元のくぼみに入ることを公式に訴求しています。ドックは温水洗浄・温風乾燥・自動給水まで対応します。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 吸引力はPaではなく「従来機種比3倍」という相対表記です。他社の数値とは比較できません
  • 乗り越え段差の数値は公式ページで確認できませんでした
  • 発売直後の2026年5月27日〜7月6日は誕生記念キャンペーンで98,800円でした。キャンペーン価格と通常価格の差が3万円あるため、購入時期による価格差が大きい製品です

iRobot Roomba Plus 515 Combo + AutoWash

非公表(従来比3倍) / 公式ストア 129,800円

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

Dyson Spot+Scrub Ai (RB05)

発売日 2026年3月18日(ダイソン公式プレスリリースに「2026年3月18日(水)より、ダイソン公式オンラインストア、家電量販店などで順次販売を開始します」と明記)
参考価格 公式オンラインストア 143,000円(税込。公式プレスリリースの表記は「オープン価格」)
吸引力 公式製品ページにPa値の記載なし(製品仕様を開いても質量・寸法・集じん容積・充電時間のみ)。公式プレスリリースの製品概要表にのみ「モーターの吸引力 18kPa」とあり、測定条件の注記はなし
水拭き ウェットローラー式。マイクロファイバー製のローラーに12個の給水ポイントから温水を供給し、回転のたびに自動洗浄。壁際を検知すると最大40mm横に伸長。掃除後はドックで60℃の温水洗浄・45℃の温風乾燥
ドック サイクロン式の自動ゴミ収集(10個のサイクロンでゴミを分離。紙パック不要・最大100日分。注記あり)。給水タンク2.3L・汚水タンク2.1L
マッピング 組み込み型のdToF LiDAR(公式プレスリリース)。製品ページ本文は「24個のセンサーと周囲を毎秒7回スキャンする高速デュアルレーザーLiDAR」。Aiカメラ併用で約200種類の物体を識別
本体サイズ 幅373×奥行370×高さ110mm、6.6kg。ドック440×508×455mm、9.0kg
乗り越え段差 公式ページ・公式プレスリリースとも記載なし
その他 使用時間 最長200分(注記あり)、充電約3時間、集じん容積3L、頑固な汚れは最大15回まで拭き直し(注記あり)、カーペット検知で吸引力を自動で最大4倍(注記あり)

公開情報から分かること

ダイソン初の水拭き対応ロボット掃除機で、公式サイトのロボット掃除機の入口はこの機種のページに繋がります。前の世代の360 Vis Nav(RB03)は吸引専用で、ドックも充電のみでした。

水拭きの作りが他社と違います。ローラーに温水を供給しながら回し、回転のたびに洗うため、拭いた汚れをそのまま引きずりにくいと公称しています。壁際では横に40mm伸びます。ゴミ収集も紙パックを使わずサイクロンで分離する方式で、消耗品が減ります。

そして、この記事の主題に最も直接関わるのがこの機種です。

前の世代のRB03は22,000Paという数値を公表し、脚注でIEC 62885-4の5.8、62885-7の5.4・5.5、ASTM F3150という規格名と条項番号まで挙げていました(SLG・SGS-IBRという第三者機関による試験)。

RB05は、公式製品ページに吸引力のPa値がありません。 数値が出てくるのはプレスリリースの製品概要表の「18kPa」だけで、測定条件の注記も、規格名の脚注もありません(第三者機関に触れる脚注はありますが、それはフィルターの試験についてのものです)。

新しいほうが、公称値も小さく(22,000Pa→18kPa)、開示も薄くなっています。それでいて価格は119,800円から143,000円に上がっています。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 同じメーカーでも、世代が変わると開示のしかたが変わります。 RB03の脚注を根拠に「ダイソンは規格に沿って測っている」と考えるのは、RB05には当てはまりません
  • 乗り越え段差の数値が公式に見当たりませんでした。 本体高さ110mmはこの記事の17機種で2番目に高く、家具の下に入るかどうかも確認が要ります
  • 洗浄液の自動供給に対応したドックなので、ランニングコストの考え方が他社と変わります
  • 旧型のRB03は公式ストアでアウトレットセール対象になっており、119,800円です。水拭きが要らないなら、そちらも選択肢になります(前章の見取り図に新旧の比較表を置いています)

Dyson Spot+Scrub Ai (RB05)

製品ページに記載なし(プレスリリースに18kPa・注記なし) / 公式ストア 143,000円

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

エコバックス DEEBOT T90 OMNI

発売日 2026年2月20日(エコバックスジャパン公式プレスリリース)
参考価格 メーカー希望小売価格 149,800円(税込)
吸引力 最大30,000Pa ※「第三者認証機関テュフ ラインランドの認証取得。ご家庭環境での使用状況によっては、異なる結果となる場合があります」と注記あり
水拭き あり(OZMOローラー定圧式常時洗浄モップシステム3.0)
ドック OMNIステーション(自動ゴミ収集 最長90日・最大75℃加圧洗浄・自動熱風乾燥・汚水タンクの自動洗浄)
マッピング・障害物回避 AIVI 3D 4.0
本体サイズ 353×351×95mm。ステーション 338×460×500mm
乗り越え段差 単段 最大2.4cm/連続 最大4cm(TruePass アダプティブ4WD)
その他 ZeroTangle 4.0、水タンク 真水3.2L/汚水2.7L、バッテリー4,000mAh

公開情報から分かること

今回の17機種で吸引力の公称が最も大きく、しかも第三者認証機関の名前を出して注記している唯一の機種です(ダイソンは脚注で規格名と試験機関を挙げていますが、注記が付くのは比較の主張のほうでした)。段差も単段2.4cm・連続4cmと具体的で、機械式の補助クローで登坂する仕組みまで説明されています。開示の丁寧さという観点では、今回いちばん情報量が多い製品ページでした。

気になる点・確認したほうがよい点

  • 注記にあるとおり、認証を取得した測定条件と家庭環境では結果が異なります。30,000Paという数字が家庭でそのまま出るという意味ではありません
  • 上位機のT90 PRO OMNIが159,800円で併売されています(洗浄液自動投入・PowerBoostの有無などが違います)。型番の「PRO」の有無を確認してください
  • ステーションが幅338×奥行460×高さ500mmと大きいため、設置場所を先に決めておく必要があります

エコバックス DEEBOT T90 OMNI

30,000Pa(テュフ ラインランド認証の注記) / 希望小売 149,800円

2026-07 調査

価格・在庫は変動します。最終確認は各販売ページで。

↑ 比較表に戻る

国内メーカーの現状

比較表に国内メーカーがほとんど入っていないのは、絞り込んだ結果ではなく、現行製品が実際に少ないためです。今回、各社の公式サイトで確認できた範囲は次のとおりでした。

  • パナソニック: 公式の掃除機ページに掲載されているロボット掃除機は RULO mini(MC-RSC10)の1機種のみで、公式プレスリリースによる発売日は2019年2月25日。オープン価格で公式に価格の記載がないため、他機種と同じ基準で価格を並べられず、今回の比較表には入れていません
  • 日立: 公式のクリーナー フルラインアップにロボットクリーナーの掲載がなく、サポートの「生産終了品」リストにロボットクリーナー(RV-EX1)が入っています
  • シャープ: COCOROBOの公式ページに「本製品は生産を終了しました」と明記されています
  • アイリスオーヤマ: 商品情報サイトのロボット掃除機カテゴリーが「ロボット掃除機(生産終了品)」という名称になっています
  • SharkNinja(日本): 公式オンラインストアの「ロボット」カテゴリーが0商品です

つまり、このジャンルは実質的に海外ブランドの市場になっています。国内メーカーのサポート体制を重視する場合、そもそも選択肢がほとんどないという前提で検討することになります。

バッテリーとリコール——中古・譲り受けで手に入れるときの確認手順

ロボット掃除機は大容量のリチウムイオン電池を積んで自分で走り回る家電です。バッテリー起因のリコールが実際に起きているので、特に中古やお下がりで手に入れる場合の確認手順として整理しておきます。

消費者庁のリコール情報サイトに、アンカー・ジャパン株式会社の電気掃除機(自走式)のリコール(管理番号00000031155)が掲載されています。公表されている内容は次のとおりです。

  • 事象: 当該製品および周辺を焼損する火災が発生
  • 理由: 搭載バッテリーの不具合による重大製品事故が発生しており、一部製品で同様の事故に至る可能性があるため
  • 対応: バッテリーの回収・交換(製品本体の回収ではありません)
  • 対応開始日: 2023年8月22日
  • 対象: 販売期間 2023年4月1日〜8月21日(対象拡大分は2023年4月1日〜10月15日)に販売された、対象シリアルナンバーの製品のみ。対象台数は合計11,725台
  • 対象型番(本体): RoboVac 15C(T2120)/RoboVac G30(T2250)/RoboVac G30 Hybrid(T2253)/Clean G40 Hybrid(T2256)/Clean G40+(T2272)/Clean G40 Hybrid+(T2273)/RoboVac X8 Hybrid(T2261)/Clean X9 Pro with Auto-Clean Station(T2320)
  • 対象型番(交換用バッテリー): T2908/T2937
  • 確認方法: アンカー・ジャパンの特設ページでシリアルナンバーを入力して判定できます

ここで正確に押さえておきたいことが2つあります。

  1. これはロボット掃除機というジャンル全体が危険という話ではありません。 特定メーカーの特定期間に販売された、特定シリアルの製品に対するバッテリー交換対応です
  2. 上記の型番のうちG30・G30 Hybrid・X8 Hybridなどは、今もAnker公式ストアで現行製品として販売されています。 対象は2023年の限られた期間に販売された個体のシリアルであり、「今売られているものが危ない」という意味ではありません

そのうえで、読者にとって実用的な結論はこうなります。中古やお下がりでロボット掃除機を手に入れるときは、その型番にリコールが出ていないか、出ているならシリアルが対象かをメーカーの窓口で確認できます。 これはAnkerに限らず、どのブランドでも取れる手順です。バッテリー交換の対象なら無償で対応される場合があり、確認するだけの価値があります。

この価格帯の外側には何があるのか(4万円未満と15万円超)

この記事は約4万円〜15万円で線を引きました。その上と下に何があるのかも、公式情報の範囲で簡単に触れておきます。

15万円を超えると増えるもの(吸引力ではありません)

意外に思われるかもしれませんが、価格が上がっても吸引力の数字は必ずしも上がりません。 たとえばAnkerの上位機Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro(公式ストア199,900円)は8,000Paで、今回の17機種でいえば約9万円のTapo RV50 Pro Omni(15,000Pa)や約15万円のDEEBOT T90 OMNI(30,000Pa)より小さい数字です。では何にお金が乗っているのかというと、公式ページを見るかぎり次のあたりです。

  • 段差の越え方が変わります。Dreame X50 Ultra(公式ストア169,800円・通常229,800円)は「ProLeapシステム」で最大6cmの障害物を乗り越えると公称しています(※公式の注記に「段差が4cm以上の場合、障害物が1つで段差が1つの場合」という条件あり)。Roborock Saros 10(公式の希望小売価格285,780円)は敷居を通過するとき本体の前輪を自動で持ち上げる機構で4cmの段差に対応します
  • 薄さの作り方が変わります。Saros 10は本体7.98cmで、これはLDSレーザーセンサーを昇降式(必要なときだけせり出す)にして実現しています。今回の17機種で最も薄いRoomba Plus 515 Combo(8.4cm)をさらに下回る薄さを、フラッグシップの機能を積んだまま出してきている形です
  • ドックがさらに多機能になります。Saros 10は8way全自動ドック、Anker S1 Proは「Eco-Clean Ozone」でオゾン水を生成してモップを洗浄すると公称しています
  • 紙パックからの脱却も始まっています。エコバックスのDEEBOT X11 OmniCycloneは、ステーションに「PureCyclone 2.0」を搭載してダストバッグを不要にしたと公称しています

つまり15万円超で買っているのは、吸引力よりも「段差・薄さ・ドックの自動化と衛生」ということになります。

4万円を下回るとどうなるか

こちらは二極化していました。

  • 3万円弱でもLiDARと水拭きが載る例があります。iRobotのRoomba 105 Combo(公式オンラインストア29,400円)は、上位機と同じClearView LiDARを搭載し、水拭きにも対応します。省かれているのはドックで、ゴミ収集ドック付きの構成は59,200円になります
  • 一方で、間取りを使った制御ができない機種もあります。Anker Eufy RoboVac G30(通常29,490円/公式ストアの表示は16,990円・2026年7月29日時点)は2,000Paで、公式ページに「モッピングモードは搭載しておりません」「エリア指定掃除は非対応です」、さらにマップ上での掃除エリアや進入禁止エリアの設定には対応していない旨が明記されています。ナビゲーションもジャイロセンサー・加速度センサー・Pathトラッキングセンサーによるもので、LiDARの記載はありません(※この型番は前述のリコールの対象型番でもあります。対象は2023年の特定期間に販売された個体です)
  • この帯にはメーカーの主力そのものが置かれていることもあります。 TP-Link Tapoがそれで、公式ラインアップで「新製品」「人気」のラベルが付くのは RV20 Max/RV20 Max Plus/RV30 Max/RV30 Max Plus で、公式ストアの実売は1万円台〜3万円台です(RV20 Max 15,800円/RV20 Max Plus 26,900円/RV30 Max 17,800円/RV30 Max Plus 30,600円)。この記事の帯に入るTapoは RV50 Pro Omni だけですが、Tapoというメーカー自体は、むしろこの価格帯が本体です

つまり4万円未満で先に確認すべきなのは、吸引力よりも「間取りを覚えて、指示したとおりに動いてくれるか」です。 マップが保存できない・進入禁止エリアが引けない機種は、ペットの水皿やケーブルを避けさせる、といった使い方ができません。

この記事が4万〜15万円で切った理由

上と下を見比べると、この帯は「ドック(ゴミ収集やモップ洗浄)が付き始めて、全部入りになるまで」の範囲にあたります。掃除そのものより手入れの手間がどこまで減るかで価格が動く帯なので、比較のしがいがあると判断しました。

比較のまとめ(公開情報ベースの見解)

ぐうたろう

重視する軸ごとに整理したよ。順位をつけてるわけじゃないからね。
  • 数値の根拠が明示されていることを重視する場合: エコバックス DEEBOT T90 OMNI(第三者認証機関テュフ ラインランドの注記つきで30,000Pa)が唯一、吸引力そのものに第三者認証を明示しています。次いで Dreame D20 Pro/D20 Pro Plus/L10s Ultra Gen 3、Narwal Freo S は自社試験である旨を書いたうえで数値を出しています。注記の有無で選ぶなら、この順に情報量が多いことになります
  • 家具の下に入れることを重視する場合: 本体高さは iRobot Roomba Plus 515 Combo(84mm)、Roomba Mini系(92mm)、エコバックス T90 OMNI(95mm)、Dreame D20 Pro/D20 Pro Plus(96.9mm)、L10s Ultra Gen 3(97mm)の順に低くなっています。逆に高いのは SwitchBot S20(115mm)、Dyson Spot+Scrub Ai(110mm)、Narwal Freo Z10(107.7mm)です
  • 敷居や段差を越えることを重視する場合: 公称値が最も高いのはエコバックス T90 OMNI(単段2.4cm・連続4cm)で、あとは20mm前後が多数派です。ルンバ全機種・Anker C28・Roborock Q10V+/Q10P+・Dreame L10s Ultra Gen 3・Dyson Spot+Scrub Ai は公式に段差の数値が見つからなかったため、この軸で選ぶなら判断材料が足りません
  • ゴミ捨ての手間をなくすことを重視する場合: 自動ゴミ収集ドック付きで最も安いのは Narwal Freo S(39,800円・3.5L・最大180日)。設置スペースが厳しいならエコバックス DEEBOT mini 2(ステーション設置面積 約0.13㎡)が候補です
  • モップの手入れまで自動化したい場合: モップの洗浄・乾燥まで行うのは DEEBOT mini 2/Tapo RV50 Pro Omni/Dreame L10s Ultra Gen 3/Narwal Freo Z10/SwitchBot S20/Anker C28/Roomba Plus 515/DEEBOT T90 OMNI/Dyson Spot+Scrub Ai。Narwal Freo S・Dreame D20 Pro Plus・Roborock Q10V+/Q10P+ のドックはゴミ収集のみで、モップは自分で洗う前提です。Dreame D20 Pro とエコバックス N30 はドックそのものがありません
  • 温水でモップを洗いたい場合: 洗浄水の温度を公表しているのは Tapo RV50 Pro Omni(60℃)、Narwal Freo Z10(45〜75℃の可変)、Roomba Plus 515(75℃)、DEEBOT T90 OMNI(最大75℃の加圧洗浄)、Dyson Spot+Scrub Ai(60℃)です
  • 本体価格を抑えて、掃除の自動化だけ手に入れたい場合: エコバックス N30(公式ショップ実売22,800円)、iRobot Roomba Mini Slim(39,800円)、Dreame D20 Pro(47,800円)がドックなしの構成です
  • 水拭きが要らず吸引だけでよい場合: 今回の17機種に吸引専用機はありません。Dysonの旧型 360 Vis Nav(公式ストアのアウトレット扱いで119,800円)が該当しますので、前章の見取り図にある新旧の比較表を見てください

注意点

ぐうたろう

買う前に、ここだけもう一度たしかめてね。
  • 公称値の条件を確認してください。 稼働時間は静音モード、収集日数は試験環境下、といった条件付きの値が多くあります。この記事では確認できた範囲で条件も併記しています
  • 本体高さと段差は、必ず自宅を実測してから判断してください。 「家具の下に入る」「敷居を越える」は、家によって答えが変わります。数mmの差で入らないことがあります
  • ドックの設置スペースを先に決めてください。 全自動タイプのステーションは、幅・奥行だけでなく高さも50cm前後になるものがあり、周囲に一定のクリアランスを求める機種もあります
  • 消耗品のコストは機種によって違います。 紙パック式は交換用紙パック、モップ式はモップパッドやローラー、水拭き機には洗剤が必要な機種もあります。本体価格だけで比べないでください
  • 価格の変動が非常に大きいジャンルです。 今回の調査でも、通常価格と実売の差が2万円以上ある機種、キャンペーンで3万円下がっていた機種がありました。購入時点の販売ページで必ず確認してください
  • カメラを積んだ機種は、撮影データの扱いを各社のプライバシーポリシーやアプリの同意画面で確認してください。 今回の調査では各社の一般的なプライバシーポリシーまでは確認しましたが、機種ごとの詳細までは追いきれていません

情報ソース

参照した公式ページ・記事の一覧を開く(全51件)
ぐうたろう

この記事は公開情報の整理だよ。実際に使ってる人の感想は、コメントで教えてもらえると…うれしいなあ

この記事は公開情報の整理です。実際に使っている方の感想や、「ここも比較してほしい」というリクエストがあれば、コメントで教えてもらえるとうれしいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました